賃貸契約時の重要事項説明書について

2024/02/20

賃貸物件を契約する際には、

必ず重要事項説明を受けなければなりません。

 

難しい不動産用語が多くてよくわからない

と思う方もいらっしゃるかと思います。

 

ですが、重要事項説明をきちんと聞いていなかったことが原因で

入居後のトラブルに発展する可能性もあります。

 

今回は賃貸契約における重要事項説明書についてご紹介します。

 

重要事項説明書とは

賃貸借契約書は聞いたこともない難しい用語が多く、

内容も難しいことから、

宅地建物取引士が借主にわかりやすく

物件の内容を説明する事が重要事項説明です。

 

重要事項説明書とは

宅地建物取引士が借主に対して物件情報や契約条件に関する事項について

説明する書面のことをいいます。

 

この重要事項説明は、借主が誤った判断で賃貸契約することを防ぐ役割があります。

 

重要事項説明書と契約書

賃貸借契約の際に記入する書類には

賃貸借契約書と重要事項説明書の2種類があります。

 

賃貸借契約書は貸主と借主との間で締結する契約書です。

 

重要事項説明書とは不動産会社が借主に

契約する条件や内容を確認する資料であり、

重要事項説明を受け、契約内容を理解した上で

借主は契約書に署名・捺印をして

契約完了になります。

 

重要事項説明の流れ

重要事項説明書は契約前に契約するお部屋の条件や内容を確認するための役割があるため、必ず契約を締結する前に説明を受けます。

 

重要事項説明と契約を同日に行う場合もありますが、

可能であれば重要事項説明書を事前にもらい、

先に疑問点や不安な点を契約前に自分でも確認できるのでおすすめです。

 

面倒だから、時間がないからという理由で

重要事項説明を省略したいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

重要事項説明は宅地建物取引業法により義務付けされているので、

不動産会社で仲介して契約をする場合

重要事項説明の省略は不可です。

 

また、重要事項説明を行わなかった場合や

宅地建物取引士以外の者が説明を行った場合は、

不動産仲介会社は違法行為になります。

 

後々のトラブルを防ぐためにも

宅地建物取引士の資格を持った担当者による

法的知識に基づいた説明を受けるようにしましょう。

 

重要事項説明書のポイント


重要事項説明書に記載されている内容は全て重要な項目になります。

それぞれの項目についてご紹介します。

 

設備

賃貸物件に備え付けられている設備状況についての説明です。

 

設備有りになっているものは、

通常の使用方法により故障した場合は貸主負担で修理してもらえます。

 

設備無になっているものは、

前の借主が残していった残置物になります。

故障をした場合の修理費用は借主が負担する可能性があります。

 

この残置物の扱いについてはトラブルになることが多いので、

内見の際にあった設備が

設備無になっていないか必ず確認することが重要です。

 

インフラ

電気・ガス・水道の整備状況についての確認です。

 

特に注意したいポイントが都市ガスかプロパンガスかの確認です。

 

ガスの種類によっては現在使用しているガスコンロが

使用できない場合もあるので確認しましょう。

 

その他、インターネット環境の有無も確認しておくことがおすすめです。

 

賃料以外のお金

重要事項説明書には初期費用に関しての内容が記載されています。

 

敷金・礼金、保証料や鍵交換費用

町内会費や駐輪代などについて記載されているので

契約後に把握していない費用がないよう

しっかり確認しましょう。

 

更新

賃貸物件は2年更新が一般的です。

2年後の契約更新は可能か、

その際の更新料・更新手数料についても記載があるので確認しましょう。

 

解約

賃貸物件の解約通知は一般的に1か月前とされていますが、

物件によっては2か月前予告などのお部屋もあります。

解約する場合には、

何か月前に手続きが必要なのか

解約方法も事前に確認しておきましょう。

 

管理会社

物件を管理している不動産会社は

賃貸物件を紹介した不動産会社と異なる場合があるため、

設備の故障や他の入居者とのトラブルがあった場合の為に

連絡先は事前に確認するようにしましょう。

 

安全性

自然災害に備えるため

ハザードマップの説明が義務化されました。

 

災害が起きた際の避難場所などをハザードマップで確認しておきましょう。

 

さらに耐震診断の有無や

石綿調査の有無についても確認しておくことをおすすめします。

 

特約事項

重要事項説明書に追加して説明が必要なものについては

特約事項として記載されています。

 

よくある例は

・事故物件に関する説明

・退去時のクリーニング費用に関する説明

・短期解約に関する説明

 

借主において不利な条件が特約事項として記載されている場合もあるため、

分からないことは必ず確認するようにしましょう。

 

まとめ


重要事項説明書はお部屋の契約内容を確認する資料です。

 

聞いたことのないような難しい不動産用語が多く、

聞き流しがちな重要事項説明ですが

説明をしっかりと聞いていないと

後々トラブルに繋がる可能性があります。

 

不明な点や疑問点は必ず確認し、

契約時に解消しておくことがおすすめです。

 

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